幸手グルメ情報　we hope to activate our town, satte city, saitama pre.

　平日の昼時、ふらりと訪ねてみました。いきなりガ～ン！です。満員御礼だったんです。今日は平日ですよ、平日。平日の昼時に満員。これにはびっくりしました。でも名前を記入し、数分待ったでしょうか。すぐに案内されました。ひとり客ですから、カウンター席がすぐに空いたんです。ここの店は、伝統的な回転寿司店です。でも、よく見ると、回っているものの多くは注文品です。つまり、客が注文した品が注文者のところに届く道中にあるものが大半だったんです。
　それでも２割くらいの割合で、流し中の商品も流れてきます。手始めにその流しの商品をひとつ食べながら、ゆっくり注文すべき商品を検討することにしました。握りや軍艦、巻物、汁もの、デザートなど、分野ごとに区分されているので、写真を見ながら選べば、初めての人でも迷うことはないでしょう。

　ちょっと分かりにくかったのは、３皿位まとめて注文しようと思ったんですが、思うようにできない。そこで一皿だけ注文し、「ご注文ありがとうございました」の音声が流れた後、更に追加の注文をすることにしました。多分、３品位まとめて注文もできるんだと思います。タッチパネル操作に関する技量が足りないのではないでしょう。私のように、一皿ずつの注文では、受ける方も大変だろうと思いましたが、流れている皿の様子を見ていると、どうもそんな気遣いは無用のようです。一皿ずつ注文している方が結構多いようなんです。
　タッチパネルの操作を繰り返し、いくつかの注文を完了し、流しの商品を食べていると、いきなり隣からにゅーっと手が伸びてきました。隣の客が私の前の箸箱から箸をとろうとしたんですね。よく見ると、彼の席の前には箸箱がありません。箸箱は、２人で１つを共用で使うようになっていたんです。テーブル席は、仲間同士で来て使いますから何の問題もありません。でも、カウンター席はひとり客が原則ですから、できれば各自１つずつにするか、中間の位置に置くかして欲しいですね。
　それにしても隣の客、無言で手を伸ばしてくるのは、マナー違反です。箸箱を開け、ガサゴソさがして箸を取り出しています。２人共用が原則だとしても、隣の客の前にセットされている以上、「すみません」とか、手刀で「失礼します」と目礼するとか、ちょっとした挨拶くらいすべきものでしょう。最近は、こういう小さな気遣いのできない、横着な人が増えているような気がしてなりません。

　よく見ると、ガリ（生姜）の容れ物も、２人共用で使用するようになっていました。でも、この容器は隣の客の前にありました。何となく使いづらいので、今日はガリなしで食べました。お店への要望は、カウンター席はひとり客が多いと思うので、極力、共用でなく、必要なものは各人の前又は中間に置くように検討してほしいですね。
　ネタは、ボリュ－ム感満点というわけにはいきませんが、一皿（一貫）１００円ということを考えると、それも贅沢というものでしょう。しかも、今日のように、平日は一皿９０円ですから尚更です。リタイアしたような人なら、時間はたっぷりありますから、平日の利用がお勧めです。
　最近のご時世、毎日働いている現役よりも、リタイアした人間の方が、何かと優遇されていることが多いような気がします。このことは単純に喜んでよいことなのかどうか、複雑な心境ではあります。
　最後のお会計。８皿＋ハマグリの味噌汁で９３８円でした。満足です。