シャモニー
喫茶店 シャモニー
～昭和のレトロを感じさせてくれるお店です～
ママさんが豆からコーヒーを挽いているところです。ガーガー音がするのもレトロです
| 住 所 | 幸手市緑台１－２１－１ |
| 電 話 | ０４８０－４３－０００５ |
| 営業時間 | １０：００～２０：００ |
| 定休日 | 月曜日 |
| 主なメニュー | ☆モカ、コロンビアコーヒー ☆焼きそばセット７００円、外にケーキ類が少々 |
昔懐かしいコーヒーセットです
入口の看板
右奥で孤独を楽しむこともできます
お店探訪記
緑台の住宅地の中にある瀟洒な喫茶店。嘗て、この喫茶店の前の道路は、欅の街路樹で覆われ、鬱蒼とした雰囲気があり、街並みに高級感が漂っていました。しかし、今は、この欅も撤去され、寂しくなってしまいました。落ち葉の始末に困るとか、大木の根がアスファルトを持ち上げ、歩行者に危険だとか、いくつかの理由があったそうです。都内などにあるいわゆる高級住宅地と称されるところは、ほぼ共通してこういった樹木に覆われているものです。そういうところで、落ち葉などを掃いている風景は一幅の絵になり、それこそが我々の憧れの光景なのではないでしょうか。でも、最近は、世知辛い世の中になってしまったようです。そういうことに価値観を見いだせない人々が増えてきたのかもしれません。
このシャモニーは、オープン当初から外装も内装も全く変わらず、落ち着いた佇まいを残しています。ここで頂くコーヒーの香りは濃厚で、昭和の香りをそのまま残しているような気がします。日頃、私は、個人的にはコーヒーというものを嗜む習慣がありません。外出時などにいろいろなところでコーヒーを飲む機会もありますが、どこに行っても、これは美味しいと思うコーヒーにほとんど出会ったことがありません。ですからコーヒーは、付き合いや惰性で仕方なく飲むものと思っているほどです。
でも、ここシャモニーで飲むコーヒーは別格です。先ず、レトロな機械でガーッと音を立ててコーヒーを挽いてくれます。一瞬、あまり広くはない店内にコーヒーの香りが充満します。そしてコーヒーのお出ましです。不味かろうはずがありません。
また、オーナーのママさん。話し好きで、客から話かけられると待ってましたとばかりに反応が返ってきます。でも大丈夫です。静かにしていたい時は、話しかけなければいいんです。一人静かに読書などをしたい時は、奥のボックス席がおすすめです。
昭和の香り、コーヒーの芳醇な香りに出会いたい方は、是非一度立ち寄ることをお薦めします。モカコーヒー一杯だけだと４００円だったでしょうか。百円コーヒーに慣れた方には高く感じるかもしれませんが、コーヒーには、「雰囲気を買う」「安息を買う」という大事な精神的な要素も含まれているのではないでしょうか。
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