十割そばふくろう
十割そば ふくろう
住 所 | 幸手市東2-2-9 |
予約専用番号 | 050-5872-6260 |
問い合わせ専用番号 | 0480-43-1431 |
営業時間 | AM11:30~PM1:30 PM6:00~PM9:30ランチ営業、日曜営業 |
定休日 | 木曜日、第1、第3水曜日 |
席数 | 15席 |
ホームページ | http://hitosara.com/0002044710/ |
主なメニュー | ★(冷もの)ざるそば、水そば、板そば、月見イモそば、鴨汁皿そば、冷かけそば、超辛激辛カレーそば ★(温もの)かけそば、にしんそば、天ぷらそば(別盛)、カレー南蛮、 ★ (セットメニュー)王様天付ざるそば、天ぷらの盛り合わせ、野菜の天ぷら |
お店探訪記
そば粉は直接客席で手捏ね
さわやかな秋晴れの昼食時、散歩がてらお店を訪ねてみました。玄関先で靴を脱ぎかけると、「靴はお片付けしますから、そのままにしておいて下さい」なんて言われてしまいました。そうと分かっていればもっと上等な靴を履いてきたのに、と思いましたが、後悔先に立たずです。本当は、サラリーマン時代、革靴ばかりだったので、普段着用の上等な靴なんてないんですけどね。
お好きな席にどうぞ、というので、一応遠慮してカウンター席に陣を構えました。さて、何を頼めば良いのかと思案していると、女将さんらしき女性が、メニュー表を持ってきてくれました。
ざるそば940円、水そば1050円、天ぷらそば(別盛り)2100円など、結構いい値段です。ここが大衆食堂でないことは、メニュー表ですぐに分かりました。
特に理由があったわけではありませんが、何となく「にしんそば」と言っていました。そしたら、女将さんが、「これが蕎麦の実です」とすり鉢に入れた実物を持ってきました。「え?蕎麦の実を見せてどうするんだろう」と思ったら、「これからこれを直接挽かせていただきます」なんて言うんです。ええ~!?これから直接挽く~?なんて思っていたら、私の席の横に大きくて丸いお盆のようなものを持ってきました。写真でご覧いただけますように、ご主人が出てきて、そこで蕎麦の実となんとか(このなんとかを聞き洩らしてしまいました)を合わせて、捏ね始めました。
蘊蓄(うんちく)の聞ける店
ひえ~、客の席で直接蕎麦を挽いてくれるなんて、初体験もいいところです。捏ねながら、ご主人、「普通の蕎麦屋さんは通年で使える秋そばを使います。そのそばを1年を通して使うんです。私のところでは秋そばだけでなく、春そばも使います。そのほうが新鮮さを増すので美味しいんです。」とか、いろいろ蕎麦学を伝授しながら、ひとしきり手捏ね作業を続けました。このご主人、大変人懐こい人柄とお見受けしました。
作業が終わると、「それではこれから茹でてきます」とか言って、再度、奥に引っ込んで行きました。それから4,5分待ったでしょうか。にしんそばの登場です。
おお、これはすごい。先ずにしんに驚きました。丼の上に、肉厚のにしんが丸々1匹鎮座しています。一応にしんは後回しにして、蕎麦を食べてみました。目の前で捏ねてもらった蕎麦ですからまずかろうはずがありません。10割そばですから、蕎麦は短めです。次に、ニシンの方も頂いてみました。これまたよく煮込んだニシンらしく、味が良く染み込んでおり、とっても美味しい。汁は鰹出汁でしょうか、味わい深く、つい飲み干しそうになりました。でも、途中で止めました。塩分控えめにしておいた方が体にはよろしかろうと思ったからです。
知人女性とばったり
嬉しくなっていろいろ話をしていると、突然、奥から別の女性が顔を出しました。もちろん、店の従業員です。その女性が「あら~、しまださんじゃないですか~」なんて言うんです。一瞬、「ウ!」と心臓が止まりそうになりました。こんなところに昔馴染みの女性がいたとは、といった心境でしょうか。
実はその女性、花春(このHPで「店名から探す」で検索すれば載っています)という居酒屋の飲み仲間だったんです。もちろん、グループ!交際です。過去に何度か、その店のバス旅行なんかにも行ったことがあるんです。その女性、「この店でもう2年半働いているんです」なんて言うではありませんか。私もつい「それじゃ、時々来なくちゃいけないな~」なんて調子のいいことを言って、お茶を濁してきたのであります。
高級酒が勢揃い
あ、そうそう、このお店、お酒は高級なものが沢山置いてありました。最近有名になった「獺祭」(だっさい、ダサイではありません)や「14代」なんてものも置いてありました。これらのお酒、なかなか手に入らないことで有名らしいですね。フランスの「ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ」なんてものも置いてありました。その昔、ロマネ・コンティが高級酒だということは聞いたことがありますが、実際に胃の中にお入りいただいたことはありません。いえ、決して嫌いだというのではなく、財布の方が厳しく拒絶しているんです。
帰りがけにひょいと見ると、「獺祭」の小瓶が10本ほど置いてあるではありませんか。「これは売り物ですか?」と聞くと、「これを欲しいと仰るお客さんがおられますので、そういう方に特別にお譲りしているんです。」とのこと。今度、年金が入ったら、全額握り締めて行かねば、なんて思いましたが、その先の生活を思うと、決心はつかないと思います。
お寿司も提供!
なお、このお店、なんと「お寿司!」なども握ってくれるんだそうです。ご主人曰く「銀座の久兵衛にも負けない、美味しいお寿司を自信をもって提供しています」と言うんです。そういうお店で修業したこともあるので、仕入れルートを知っているんだそうです。思わず、「お値段も久兵衛並み、ということではないですよね?」と聞いてしまいました。
幸手の飲食店に飽き足らない「食通!」のみなさん、是非一度、お店を訪ねてみてはいかがでしょうか。「幸手で一番のこだわりの店」と断言しても良いのではないでしょうか。
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