幸手グルメ情報　we hope to activate our town, satte city, saitama pre.

　ここのお店、古くからあることは知っていました。当地に引っ越してきたのが昭和５２年ですから、４０年近く前ということになりますが、これまで何度かお邪魔したことがあります。その当時は、カツ丼だの天丼などを食べていたと思います。でも、その後、特に理由はないんですが、足が遠のいてしまいました。
　ところが最近、知人から、「末広の刺身は寿司屋の刺身よりも美味しい。是非一度行ってみたら」と薦められたんです。そこで、超々久しぶりに、妻と２人で行ってみることにしました。その知人に、どうして寿司屋の刺身よりも美味しいのかと、その理由を聞いてみると、「マイナス６０度まで冷やせる

冷凍庫を備えているので、まとめて仕入れて一括して保管しておき、客から注文があった都度、冷凍庫から出して調理するので、新鮮なんだ」とのこと。素人の私には全くわかりませんが、「ホホ～」と感心するしかありません。ならば、一度実地検分するしかありません。
　玄関を入ると、先客が既に３人、２人組の方と１人客です。小上がりの席はこれらの客が座っていたので、我々は、カウンター席に陣取ることにしました。
　席に座り、先ずはビールです。ビールを飲みながら、早速、つまみ用に刺身類を２種類注文しました。マグロとひらめです。出てきた刺身を酒の肴に、ビールから日本酒に切り替えました。確かに、刺身は素晴らしい。寿司屋の刺身よりうまいという口上も理解できます。

　飲むほどに酔うほどに、口も滑らかになり、店主ともいろいろと話をしていました。ここの店主、余り話をしない、ということを聞いたことがありますが、決してそんなことはありません。気軽に四方山話にも応じてくれます。
　私たちが話をしている間に、ほかのお客はすべて帰っていました。私達が飲んだ酒は、ビールのほかに日本酒の猪口が５本、空になっていました。いいお酒でした。