fee&Co
コーヒーショップ ffee&co(フィー&コー)
(クロネコヤマトの向かい側です)
住 所 | 幸手市緑台1-26-23 |
TEL&FAX | 0480-99-2272 |
営業時間 | 10:00~20:00(L・Oは19:30) |
定休日 | 水曜日 |
駐車場 | 3台分 |
メールアドレス | ffeeandco@gmail.com |
主なメニュー | ★アメリカーノ、カフェラテ、エスプレッソ、マキアート、カフェモカ ★ハチミツレモネード、ジュース、ココア、キッズドリンク、箕面ビール |
丁度お客さんがいなくなりました
コーヒーに混ぜるとおいしいそうです
背もたれが板とはすごい。ただし、この一脚だけ
お店探訪記
まだ梅雨あけ宣言がなされていないというのに、真夏の太陽が照りつけていました。昼のニュースで、熊谷では36度、新潟では何と38.5℃もあったそうです。家の近くにオープンしたこのお店、顔も出さないのでは申し訳ありません。ただひとり、照りつける太陽の下、訪ねてみました。
重厚なドアを開けると、オシャレな空間が開けていました。先客は5人、3人連れとあとは単独客です。赤ん坊を連れたママさんがおられたので、正確には5.5人といったところでしょうか。
行く前に、ちょっとだけお店の情報は掴んでいました。写真で見覚えのあるカフェラテ480円を頼みました。ハートマークを作ってくれるあのコーヒーです。これまで、気恥ずかしくて、こういうオシャレなコ-ヒーを注文したことがなかったので、一度飲んでみたかったんです。
そして出てきたのが、これです。ハートマークだなんて、70すぎのジジイが飲んでも、エロジジイと言われそうでちょっと気が引けます。でも、飲んでみるとなかなかいい味です。砂糖も出てきましたが、砂糖なしでも十分に楽しめます。
幸いに(店にとっては不幸にも)お客が誰もいなくなってしまいました。この時間帯に聞かなければ、取材にならないと、マスターにいろいろ尋ねてみました。
ここに来る前は、どこかで店を開いていたんですか?「幸手のcimaiというパン屋さんの横の砂利敷きのところに車を置いて、ワゴン販売の店を出していたんです。」というではありませんか。cimaiといえば、インターネットの世界では、知る人ぞ知る有名なパン屋さんです。お店の前を通っても、ここがパン屋だなんて誰も分からないような地味っぽいお店です。でも、いつも若い女性客が出入りしているので不思議に思って見ていた店なんです。「へ~、そのお店の駐車場でワゴン販売をしていたんですか~」。
驚きでした。でも若いうちにそのような苦労をした人は、必ず大輪の花を咲かせるものです。ここの若夫婦は、二人とも笑顔がとても素敵です。こういう笑顔のいい経営者で、店が潰れたという話は聞いたことがありません。
再度、「たしかこの店はまだオープンしたばかりですよね」、と聞いてみました。「そうです。6月10日オープンですから、まだ1月しか経ってません」。1ヶ月で、これだけ繁盛しているのは素晴らしいと思います。ここのお店の名前、「ffee&co」についても聞いてみました。
「何となくですが、ffeeはcoffeeからcoだけとり、この取ってしまったcoを後にくっつけたんです」。私はcoはコーポレーションかカンパニーの意味かと思っていたんですが、coffeeを2つに分解して、前後に並べ替えたんですね~。聞いてしまえば、ハハハと笑えるような名前ですが、結構面白いネーミングです。
ところで、カウンターの上を眺めてみると、地ビールらしき小瓶が数本並んでいます。聞いてみると、すべて大阪箕面の地ビール屋さんのものだ
そうです。「スタウト」「W-IPA」「インペリアルスタウト」「ゆずホ和イト」は、いずれも世界の地ビールコンテストで金賞を獲得したものだそうです。奥様の出身が箕面市なので、地元の好み(よしみ)で扱わせてもらうことになったんだそうです。1本の値段を聞いたら、700円とか言ってました。年金暮らしの私たちが飲むと唇が腫れ上がりそうですが、金婚式の時にでも、是非、冥途の土産として飲ませて頂きたいものです。
テーブルの上に、さまざまなカードらしきものが並んでいるので、聞いてみました。「これまで、いろいろな人にお世話になってきました。そういう人たちのお店の案内であったり、趣味の個展の案内であったり、さまざまなものを置かせてもらっています」とのこと。この若さで、人とのつながりを大切にするのは本当に素晴らしいことです。きっとこの店は繁盛する、との予感がしました。
ほかのお客さんがいないのをいいことに、店内をぐるりと見回してみました。そしたら、座席がこれまたすばらしく個性的なことに気づきました。単に板を並べて打ち付けただけのような椅子があったり、背もたれに木材を配したような椅子があったり、とっても個性的です。
お店に別れを告げ、外に出ると、ちょうどお客さんが入ろうとしているところでした。「カフェラテでハートマークを作ってくれますよ」と言ったら、「アラア~!そうですか~」と嬉しそうに言いながら、入って行きました。夢も売ってくれそうなお店です。
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