幸手グルメ情報　we hope to activate our town, satte city, saitama pre.

　このお店、初めて入ったお客さんは、びっくりするかもしれません。壁一面にメニューやら、人の名前、映画の広告など、びっしり貼り付けてあるからです。人の名前は、カラオケの高得点者の名前です。得点を表示するのが嫌いな人は、マスターに言えば、得点表示なしで歌うこともできます。私も、個人的には得点表示は好まないので、表示なしでお願いしています。
　そもそもこういう得点表示というもの、カラオケが普及し始めた頃にはありませんでした。ひとつのテープに５曲くらい格納されていて、それを器械にガチャンとセットすると曲が流れるという簡単なシステムだったからです。それが今では、原曲と歌が合っているかとか、ビブラートがどうしたとか高音、低音が二重丸とか、本当にきめ細かく、結果が表示されます。日本人の何でも「コテコテに極める」という性格が、こういうところにも如実に反映されています。
　料理のメニューも、「こんなにできるのか？」という位豊富ですが、実際に注文すると、「あ、今日は切れてた」なんて言われることが多々あるので、メニューの表示は、話半分位のものと割り切っておいた方がよいかもしれません。
　このお店の「売り」は、何と言っても「マスターの笑顔」です。これに勝るものはありません。上の写真でもご覧いただけますように、文字通り、笑顔がはじけんばかりです。写真は、夫婦が珍しくペアーになって歌っていたので、思わずパチリと撮りましたが、滅多に見られるシーンではありません。ママ曰く、「親子に間違えられることがあるの」。え！？この言葉、どのように解釈するかは、みなさんにお任せします。
　1人でカウンターに座っても、マスターが応対してくれますから、寂しいことはないと思います。料理は、食べ始めてから、思い出して撮ったため、食べかけ状態になっています。
　なお、いつもカラオケ大好き人間が集まっているので、静かに夕食を楽しみたい、という方には、若干不向きかもしれませんね。
　何度か通っているうちに、いつの間にか、マスターのファンになっている自分に気づくことでしょう。