幸手グルメ情報　we hope to activate our town, satte city, saitama pre.

　しかし、幸手のグルメ情報を充実させるためには、そんなことは言っていられません。勇を鼓して入ってみました。そしたら、あら不思議。店内の雰囲気は、清潔感に溢れているではありませんか。これには驚きました。店の外観でかなり損をしているお店ですね。雑誌もたくさん置いてありましたが、子供が読み散らかしたような感じはなく、すっきり整理整頓されています。夫婦二人で切り盛りしているお店だったんですね。多分、奥様が綺麗好きの方なんでしょう。
　先客は誰もいなかったので、中ほどの席にデンと座りました。何を頼もうか、しばし考えた末、冷やし中華を頼んでみました。この日は、真夏を思わせる暑い日だったんです。待つことしばし。冷やし中華の登場です。

　おお、このボリューム感、なかなかのものです。これまで冷やし中華は何度も食べてきましたが、こんなにボリューム感のあるのは初めてです。そうか、値段が８５０円だからこれだけのボリュームがあるんだと納得しました。ハムとキューリと卵、それにパイナップルも乗っていました。卵も丸々１個使ったのでしょう。千切りにしてもボリューム感が伝わってきます。
　それにしても、このお店。メニューが豊富ですね～。驚きました。味噌ラーメンから始まって、味噌バター、味噌コーン、ネギ味噌など、何でもあれ。塩ものも塩ラーメン、塩バター、塩コーンなど、一通り何でも揃っています。もちろん、タンメンや五目中華、野菜炒めなど、定番ものは殆どカバーしています。生姜焼き、チャーハン、中華丼など、ここではとても書ききれないほどのメニューが揃っています。もちろん、セットメニューなどもありました。

　こういう豊富なメニュー表を見ているうち、思わずここのご主人はどんな人物なのだろう、とそっと窺ってしまいました。仕切り板が邪魔をしてよく見られませんでしたが、帰り際、調理をしている横顔を拝見したところ、「頑固おやじ」というような印象はありませんでした。体全体から、プロの料理人の自信が溢れているようにも感じられました。
　このお店、夜は居酒屋としてカラオケの店などに変身するのではないか、と思って観察してみました。ところが、カラオケのモニター画面などどこにもありません。そこからは「ウチは食事をする店だ！」という強い意志が感じられ、とても好感がもてました。本当にお店というのは、外観だけで判断をしてはいけない、ということですね。人間と同じです。